フェイスブッククーポン

2012年4月よりフェイスブッククーポンの提供が開始されました。
それまで、「チェックインクーポン」というのは存在しましたが、このフェイスブッククーポンの特徴は以下のとおりです。
- チェックインしなくても使える
- フェイスブックの承認プロセスなしで直ぐに使える
- いくつでも作成できる
1.チェックインしなくても使える
今まであった「チェックインクーポン」は、あくまでその場に行ってから使うものでした。
したがって、
- スマートフォンを持っていないと使えない
- まだその場所に来ていないお客様にアピールしづらい
という欠点がありました。
つまり、チェックインクーポンを作って、それをフェイスブックページで宣伝しても、見ている人からすると
「今度行ったときに使おう」
「へ~、面白そう・・・」
くらいのアクションしか取れません。つまり、ユーザーとしてはスマートフォンを持ってその場に行かない限り、なんらアクションを起こせないのです。
これに対し、フェイスブッククーポンはチェックインしなくても取得できます。
すなわち、フェイスブッククーポンを作って、ページで宣伝すれば
「へ~、いいじゃん。じゃあひとつゲットしてみよう」
という風にアクションを起こせるのです。
この「すぐにアクションを起こせる」という点がチェックインクーポンとの大きな違いだと私の経験から認識しています。
実際、こちらのチェックインクーポンをご参照ください。
https://www.facebook.com/resonate.club.kuju
クーポンを発行した直後から、入手する人が続出し、すぐに何十人、何百人と増えました。
実際このうちクーポンを「使用」する人はまたその何%かに落ち着くわけですが、それでもチェックインクーポンよりもアクションを起こしやすいのは明らかです。
このようにアクションを起こしたユーザーは、頭の中で
「そういえばクーポンがあったなあ。行ってみようかなあ」
という意識が生まれ、ふとしたときにそれを実際に利用します。
広告モデルにおける「M = Memory(記憶)」から「A = Action(行動)」への遷移です。
2.フェイスブックの承認プロセスなしにすぐに使える
チェックインクーポンの場合、クーポンを作成した後、フェイスブックの承認が必要です。
通常申請には1~3営業日かかります。
また、クーポンの中身が間違っていた、変更したいといった場合にも、新たに1~3営業日かかってしまいます。
これに対し、フェイスブッククーポンは直ぐに発行されます。普通の投稿と同じ扱いですので、クーポン内容を記載して「投稿」ボタンを押すと、即座にタイムラインに表示されます。
即効性が必要なクーポン、たとえば
「本日限り!○○が30%OFF」
といったクーポンを出すときには、特にこの即効性はありがたいですね。
3.いくつでも作成できる
チェックインクーポンはひとつのページで「ひとつだけ」という制約があります。
たとえば、ランチ客向けのクーポンと、宿泊者向けのクーポンを両方発行したい、といった場合に、この「ひとつだけ」というのはやっかいです。
結局、「ランチの方、○○サービス。宿泊者の方、○○サービス」といった長い文章のクーポンにせざるを得ません。
一方、フェイスブッククーポンはいくつでも発行できます。
基本的に投稿と同じ扱いですので、次々と投稿する感覚でクーポンを発行できます。
したがって、宿泊者向けクーポン、ランチ客向けクーポンという風に分けることも出来ますし、同じランチ向けクーポンでも「本日限定」とか「期間限定」という形でクーポンを小出しできます。
このように、フェイスブッククーポンにはチェックインクーポンと違った利点があります。
まとめると以下のとおりです。
チェックインクーポン | フェイスブッククーポン | |
チェックイン要否 | 必要 | 不要 |
承認プロセス | 必要 | 不要 |
複数発行 | 不可 | 可 |
The post フェイスブッククーポンとチェックインクーポンの違い appeared first on 株式会社トランスコミュニカ.